Another works × SmartHR x スタメン【Developers Meetup 急成長ベンチャーが向き合う「開発生産性」】イベントレポート
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こんにちは!
Another works で AIエンジニア、データサイエンティストをやっているノブです!
今回は、弊社 Another works と SmartHRさん、スタメンさんの3社合同で 2023/9/28(木) に開催したLT×交流会 Developers Meetup 急成長ベンチャーが向き合う「開発生産性」 のイベントレポートをお届けします!
■ イベントの概要
Another worksでは、他社のチームの取り組みについて知りたい、他社のエンジニアと交流を持ちたいと考えている方々を対象に定期的にイベントを開催しています!
SmartHRさんとイベントを共同開催するのは三度目です。
これまでは弊社 Anotherworks とSmartHRさんの共同開催だったのですが、今回はスタメンさんも加わり3社合同で、より豪華なイベントとなりました!
今回も SmartHRさんのイベントスペースをお借りしてイベントを開催しました。いつも素敵なスペースを本当にありがとうございます!
今回は「開発生産性」という初めてのテーマでまさに急成長ベンチャーが直面するテーマだっただけに、どのようなイベントになるのか楽しみでした!
19:00 の開場から受付には人がたくさんいらっしゃり、結果オフライン・オンライン合わせて 60名近い方々にご参加いただきました!
会場では多くの温かい拍手や熱い視線が、X(旧:Twitter)上でも #AwEngineerMeetup のハッシュタグで盛り上がり、オンライン・オフライン共に大盛況でした!
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!!
■ LT登壇内容
- 株式会社スタメン フロントエンドエンジニア かみお 「レガシーフロントエンドをリプレイスしたら開発生産性が向上しました」
- 株式会社Another works CTO 塩原 基弘 「創業5年目、組織変化と開発生産性向上の取り組み」
- 株式会社SmartHR プロダクトエンジニアグループ マネージャー 「開発生産性、上から見るか?下から見るか?」
1.「レガシーフロントエンドをリプレイスしたら開発生産性が向上しました」
かみお 株式会社スタメン フロントエンドエンジニア / 登壇資料
内容
- 以下課題を抱えていた
- 複数の開発環境でキャッチアップコストが高い
- OpenAPI がなくコミュニケーションコストが高い
- ディレクトリ構成に統一感がない
- テストがほとんどない - 開発生産性を向上させたこと5選
- aspida x msw を使ったスキーマ駆動開発
- featureディレクトリ
- hygenを使ったテンプレート化
- コード規約でなく lint で修正
- README や wiki の充実 - 設計/選定したものをどのように継続させていくかを考えることが大事
ひとことレポート
ドキュメントの充実や統一感を持たせること、キャッチアップコストを下げることはまさに「急成長ベンチャー」において重要なことだなと感じました。
オンボーディングをする側もされる側も、これは正社員・複業メンバー関係なく非常に有効的な取り組みだなと感じました!
2.「創業5年目、組織変化と開発生産性向上の取り組み」
塩原 基弘 株式会社Another works CTO / 登壇資料
内容
- 生産性が高い状態とは「少ないコストで大きな成果を出す」こと
- 開発プロセスと技術の改善で、開発生産性を向上させる
- 抱えていた課題
- リリース日が間延びし続ける
- プランニングの時間が長くて、疲弊する
- 時間を意識しすぎて、中途半端な状態で開発に取り掛かる
- ユーザー価値や課題、解決方法で䛿なく、どうコーディングするかに考えが寄ってしまう
- 機能担当者に属人化する - 開発プロセスの改善
- 要件定義会
- Dailyリファインメント & プランニング - 技術的な取り組み
- SQLを使うテストにおいて worker分、DBを立ち上げてそれぞれで通信を行う
- ESLint によるルールの自動化 - まとめ
- プロセスの改善は組織形態や規模などで常に変わり続けるので改善し続けることが大事
- 技術的な改善は、投資しておくと長く効果を発揮する
- 生産性を向上させるのは成果を最大化するための手段である
ひとことレポート
生産性とは?という振り返りができ、改めて「生産性」という言葉の定義を理解することができました。
特に懇親会では「要件定義会」と「Dailyリファインメント」について質問させることが多く、やはり良い取り組みだなぁと改めて実感することができました!
3.「開発生産性、上から見るか?下から見るか?」
すがわら まさのり 株式会社SmartHR プロダクトエンジニアグループ マネージャー / 登壇資料
内容
- 認知負荷が高い
- チーム横断のコミュニケーションコストが高くなる
- 一人の人間が扱える限界を超える
- コードを修正した時の影響調査が膨大 - 認知負荷には3種類の負荷がある
- 取り組み例
- 自チーム以外の PRを見る
- 気になるコードをリファクタリングする
- テックな雑談をする - まとめ
- 課題の輪郭をうまく捉えると解消方法をより適切に検討できる
- 課題の大きさや難易度によってボトムアップとトップダウンを使い分けると良い
ひとことレポート
認知科学の観点から「認知負荷が高い」状態への解決策を発表いただき非常に興味深かったです。
認知負荷には3種類あり、それぞれどのように解決すべきかという切り口が大変勉強になりました!
■ 交流会
交流会は、LT登壇者と当日お越しいただいたオーディエンスの方々で行いました。
LTの内容についての深掘りや考え、技術の話、それぞれのチームの取り組み… など様々な話題で大変盛り上がりました!
「明日から取り入れてみます!」と今日の学びを早速活かす宣言をしてくれている方もおり、私たちも非常に嬉しい気持ちになりました!
■ 最後に
Another works では今後も学びと交流の場となるイベントを開催していく予定です!
Connpassでグループメンバーになっていただけると開催通知が送られますので、以下より是非グループメンバー登録をよろしくお願いします!
なお今回のイベントの感想など #AwEngineerMeetup のハッシュタグ付きでツイートをして盛り上げていただけると嬉しいです!
SmartHRの皆様、スタメンの皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!!
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